髪の毛の生え変わりの時期|ヘアサイクル(毛周期)について解説

髪の毛の生え変わりが頻繁な時期が気になる!

髪の毛の生え変わりが気になる!

髪の毛は生えて抜けての生まれ変わりを繰り返す組織です。なので髪の毛には生え変わりの時期が存在します。

しかし人によっては生え変わりの時期が早かったり、普通の人より頻度が多かったりすることがあるのです。

なぜ頻度に違いが出てくるのでしょうか?
何かの異常をきたしているのでしょうか?
改善法はあるのでしょうか?

それでは髪の毛の生え変わりについて詳しく調べていきましょう。

まずは髪の毛のヘアサイクル(毛周期)について解説

髪の毛には成長して、やがて成長が止まり抜け、また新たに成長していくという循環リズムである「毛周期」というヘアサイクルが存在します。

ヘアサイクル、毛周期

ヘアサイクルが一巡する期間は個人差もありますが、男性で3~5年、女性で4~6年と言われています。

ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」という3種類の時期があり、成長期とは細胞分裂により生まれた髪の毛を誕生させ育てていくという、髪の毛の成長にとって大事な時期です。

成長期に入ると、毛根は細胞分裂を繰り返し、分裂を繰り返した細胞はケラチンというアミノ酸と結合してたんぱく質になります。

このたんぱく質が栄養となり、毛根から押し上げられて髪の毛になっていくのでするこうして生えてきた髪の毛は一日0.3~0.5ミリ、一年でおよそ15センチほど成長します。

ヘアサイクル全体の割合のうち、およそ90%が成長期にあたります。

退行期になると、成長期に見られた細胞分裂による髪の毛の成長が止まり、毛根が縮小していきます。

ヘアサイクル全体の割合のうち、退行期にあたる髪の毛の割合はほんのわずかです。

休止期なると毛根の付け根にある、毛乳頭という、髪と毛穴をつなぎ止めている組織が離れるため、髪が抜けてしまうのです。

しかしこの休止期において、髪の毛はただ抜けるだけではありません。

毛乳頭がはなれた毛穴の中では新しい毛根が細胞分裂を始め、新しい髪を作り始めるという成長期の萌芽をも迎えているのです。

髪の毛の生え変わりやヘアサイクル(毛周期)が早くなる時期

ヘアサイクルが早くなる時期

ヘアサイクル(毛周期)は頭皮のダメージやその他いろんな悪い要素によって周期が早くなる場合があります。

そして秋はヘアサイクルの周期がずれやすく、早くなりやすい時期です。

なぜなら夏に浴びた強い紫外線や、暑さがもたらす多量の汗や皮脂、エアコンによる頭皮の乾燥など、秋には夏に受けた頭皮のダメージが蓄積されているからです。

また、ヘアサイクルは気温と密接な関係があります。

髪の毛の成長は気温が高いほど活発になるため、夏をピークに気温が低くなるにつれ活動状態を穏やかにします。

成長のピークが終わった秋には、毛穴の中で新陳代謝により古い髪が抜け落ち、新しい髪の毛が生まれるのです。

秋はヘアサイクルの波の変化に加え、頭皮のダメージが蓄積されているので、ヘアサイクルが乱れやすいのですね。

時期に関係なく髪の毛が生え変わることがある!?

時期に関係なく髪の毛が抜けてしまう?

新陳代謝による抜け毛の増加は、自然な生理現象なので基本的には問題ありません。

ですが、ヘアサイクルが乱れてしまうと時期に関係なく髪の毛の生え変わりや通常より多い抜け毛などの現象が起こります。

ヘアサイクルの90%は成長期なので、ヘアサイクルが乱れ、早まるということは成長期が早まる、つまり、短くなってしまうということなのです。

成長期が短くなれば、それだけ髪の毛を作り上げる時間が短くなり、未成熟で細い髪の毛が生まれるので、結果として抜けやすい髪の毛になってしまうのです。

しかもヘアサイクルが乱れているため、時期に関係なく抜け毛が増えることにも繋がります。

抜け毛が増えてきたと思っている方は、ヘアサイクルが乱れているのかもしれません。

生活習慣の乱れはヘアサイクルを乱す

前述したとおり、夏の紫外線や暑さによってダメージを受け、それによりヘアサイクルが乱れます。

ですが、日頃の生活習慣の乱れもヘアサイクルを乱す、大きな要因でもあるのです。

ヘアサイクルに悪影響を与える生活習慣の乱れとはどのようなものがあるのでしょうか。

睡眠不足

睡眠不足

髪の毛は寝ている間に成長するので、十分な睡眠が取れていないとヘアサイクルが乱れ、成長しきれずに細く短い髪の毛が生まれてしまい、抜け毛が増える原因になります。

また体内の代謝を活発にする成長ホルモン眠っている間に分泌されるのですが、中でも眠りについた午後22時から午前2時の間に大量に分泌されるのです。

体内の代謝が活発になると、髪の毛の細胞分裂を司る毛母細胞が活発になるので、髪の毛の成長には必要不可欠ともいえます。

ヘアサイクルを整えるためにも、睡眠は十分に取り、睡眠の質を高めましょう。

バランスの偏った食事

バランスの偏った食事

バランスの偏った食事を続けていると、髪の毛に必要な栄養素が足りなくなり、十分に強い髪の毛を作ることができなくなってしまいます。

またカロリーの高い食事は頭皮の皮脂が増える原因になります。

皮脂が溜まり、毛根に詰まってしまうと常在菌であるマセラチア菌が増殖し、それにより炎症が起こり患部の毛根が抜け落ちてしまいます。

異常をきたした頭皮はヘアサイクルを乱す原因にもなるので、髪の毛の栄養素となるたんぱく質と亜鉛を取り入れた、バランスの良い食事を取るように心がけましょう。

日頃のストレス

日頃のストレス

現代社会で生活する以上、避けて通れない「ストレス」。そんなストレスを抱え続けるとヘアサイクルの乱れを引き起こすことになるのです

ストレスを抱えると、人は自律神経が乱れます。自律神経が乱れると身体は緊張して、緊張により血管が収縮して血流が低下してしまいます。

髪の毛を生成する酸素や栄養素は血流によって運ばれます。なので、血流が低下すると頭皮に十分な栄養が行き渡らず、ヘアサイクルの乱れる原因となってしまいます。

また、ストレスは髪の成長に欠かせない亜鉛を消費してしまうため、髪を弱らせてしまいます。

ストレスを抱えずに生活することは中々難しいでしょう。なので適度なストレス発散を心がけましょう。

喫煙・お酒の飲み過ぎ

喫煙

喫煙は髪の毛の成長にとって様々な悪影響をもたらします。

煙草に含まれるニコチンは血流を低下させ、血管を収縮させます。これにより頭皮に十分な酸素と栄養素が運ばれません。

酸素は血流中のヘモグロビンと結合することで全身に行き渡ります。

ですが、煙草の燃焼時に発生する一酸化炭素はヘモグロビンと優先的に結合してしまうため酸素が行き渡らず酸欠を起こしてしまいます。

喫煙による血流の低下と一酸化炭素による酸欠が、細胞分裂に必要な酸素と栄養素の補給を不十分にしてしまうため、髪の成長を阻害してしまうのです。

また煙草を吸って吐く煙、副流煙には吸う煙より多くの有害物質が含まれるため、喫煙していない周囲の人にも健康被害を与えてしまいます。

髪の毛にとって喫煙は悪い要素でいっぱいです。なるべく控えた方がいいでしょう。

お酒の飲み過ぎ

飲酒は髪の毛にとってどのような効果をもたらすのでしょうか。

お酒は体内でアルコールが分解され、その際にアセトアルデヒドという物質を生成します。

アセトアルデヒドは血中から栄養を押しのける性質があり、頭皮に十分な栄養が行き渡らなくしてしまいます。

また、慢性的な飲酒は5α-リダクターゼという男性ホルモンの還元酵素を大量に生成し、男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロンに変化させる恐れがあります。

このジヒドロテストステロンは脱毛を促進させる効果がある、薄毛の原因のひとつです。

しかし適量の飲酒は、ストレス発散という意味合いからすれば、むしろ問題ないといえます。

ただし、あくまで適量を守り、週に1,2日は休肝日を設けるようにしましょう。

ヘアカラーやパーマのやり過ぎ

「最近、髪の毛のボリュームがなくなってきたな…パーマをあてて髪を染めて見た目を変えようかな」とお思いのあなた、ご存じですか?

ヘアカラーやパーマは髪の毛や頭皮にとって大きなダメージを与えるのです。

美容師さんも作業の際にビニール手袋をしますよね?

ヘアカラーやパーマの際に使用されるヘアカラー液とパーマ液は人体にとって劇薬で、髪の毛や頭皮にとっても悪影響を及ぼします。

近頃は液が頭皮に付かないような施術をしてくれる美容師さんも増えてきました。

しかし、それでもまったく付かないというわけにはいかぜ、大なり小なり頭皮にダメージを与えることになります。

薄毛対策やおしゃれのためにヘアカラーやパーマをしすぎると、かえって逆効果になるおそれがあるのです。

誤ったシャンプー・ヘアケア方法

誤ったシャンプー・ヘアケアとは

シャンプーは、普段から頭皮を清潔に保つために大切なことです。

ですが、そのシャンプーやヘアケアも正しく行わないと逆に頭皮にダメージを与え、頭皮に蓄積されたダメージがヘアサイクルを乱す原因となるのです。

それでは正しいシャンプーとケアケアの仕方を見ていきましょう。

シャンプーの前に2,3分お湯で頭を洗う、「予洗い」をしましょう。予洗いをすると、頭皮の脂を柔らかくして、シャンプーで洗い流しやすくする効果がのぞめます。

また予洗いの時に指の腹を使って頭皮や髪を揉み出すことで、より一層汚れが浮き出して落ちやすくなります。

爪を立てて頭皮を揉むと頭皮を傷つけ、逆にダメージを与えることになってしまうので注意しましょう。

すすぎはシャワーノズルを手で持って、毛根を洗う気持ちで、下から水流を当てるというアクションを加えましょう。

髪の毛の上からシャワーを当てているだけでは頭皮の泡は落ち切りません。

すすぎは少しやり過ぎかな?と思うくらいしっかり行いましょう。

濡れた髪は髪を保護しているキューティクルを低下させ、切れ毛の原因になります。

また、湿った頭皮は雑菌が沸きやすいため、お風呂から上がったら、すぐに髪を乾かしましょう。

タオルはあくまで髪の水分を取るためのものとして、髪を挟んでポンポンとやさしく叩く程度にとどめましょう。

ドライヤーの温風を髪の上から当てているだけでは温風が髪に阻まれ頭皮まで届かないばかりか、温風を当て続けることにより髪にダメージを負わせてしまいます。

なので、すすぎの時同様、下から直接頭皮に温風を当てるようにしましょう。

下から温風を流すことで髪が舞い上がり、髪の間を温風が抜けていくので、効率よく乾かすことができ、髪に与えるダメージも減らすことが出来ます。

男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の増加によるもの

5α-リダクターゼという酵素は男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変換してしまいます。

そして、そのジヒドロテストステロンが薄毛を促進させるのです。

5α-リダクターゼが発生するメカニズムは不明ですが、男性ホルモンのバランスが要因であるといわれています。

男性ホルモンは「育毛剤」で抑制!

男性ホルモンは育毛剤で抑制!

抜け毛の要因である男性ホルモン、ジヒドロテストステロンの働きは育毛剤で抑制することができます。

ジヒドロテストステロンの影響を受けやすいおでこや生え際、つむじ付近を意識して育毛剤を使いましょう。

育毛剤の効果を上げる方法として

  • シャンプー後の清潔な頭皮に使用する。シャンプーは育毛スカルプシャンプーを併用すると効果上昇が期待できます。
  • 髪の毛や頭皮はしっかりと乾かした状態で使用すること。髪の毛や頭皮が湿っていると水分で育毛剤が薄れてしまいます。
  • 育毛剤は生え際など、気になる部分だけでなく、頭皮全体につける。これにより頭皮全体の血行が促進するので育毛剤の効果も上がります。

まとめ

規則正しい生活を

ヘアサイクルの乱れは抜け毛・薄毛の大きな原因になります。ヘアサイクルが乱れないように、日頃からの生活習慣を整えましょう。

抜け毛・薄毛が目立ってきたら生活習慣を見直して修正することが大事です。

育毛剤を使用して男性ホルモンを抑制することも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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