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ぽろぽろ落ちる頭皮の角栓とその取り方を紹介!
顔の小鼻まわりにできる、毛穴に詰まった角栓というのはよく耳にしますよね。
顔だけにできるものかと思いきや、実は頭皮にもできるのです。
頭を掻いた時に爪に白いものがついていたり、髪の根元に白い塊がついている場合、角栓が詰まっている可能性が高いです。
フケのようにぽろぽろと落ちたりして、見た目にも気になりますよね。
今回は、角栓ができてしまう原因と、その取り方をご紹介します
そもそも頭皮の角栓とは?
角栓とは、古い角質などの汚れが、皮脂と混ざり出来たものです。
顔にできる印象がありますが、毛穴が多く新陳代謝が活発な部位であればどこにでもできます。
そのため、実は頭皮も角栓ができやすい場所と言えます。
毎日シャンプーをしていれば洗い流せるように思えますが、これがなかなか頑固!
分泌から時間が経った皮脂は、形状が硬くなり毛穴に詰まってしまいます。
さらに、古い角質はタンパク質汚れ。
皮脂と混ざって、なかなか落ちにくい状態となっているのです。
角栓がぽろぽろ落ちる原因とは
頭皮の角栓が落ちる大きな原因は、「皮脂の過剰分泌」にあります。
通常、適度な皮脂分泌量であれば毛穴を塞ぐこともなく、シャンプーでも洗い流せるでしょう。
しかし、過剰な皮脂分泌は毛穴を塞ぎ、酸化して硬くなることで角栓に変化します。
さらに、多量の皮脂は頭皮環境も悪化させ、ターンオーバーの周期の乱れにも繋がります。
ターンオーバーが乱れると、角質も通常より早くめくれあがり剥がれてしまいます。
そのため、多くの角栓が作られ、ぽろぽろと落ちる原因となってしまうのです。
皮脂の過剰分泌が発生する原因とは
皮脂の過剰分泌は、角栓を作る原因となることをご説明しました。
では、皮脂が多く作られる原因とは何があるのでしょうか?
4つの原因をご紹介します。
食事によるもの
日ごろから油分が多く、揚げ物やお肉などが中心の食生活をしていると、皮脂分泌が多くなります。
油分の多い食事をとった次の日は、体臭や頭皮の臭いが気になったり、ベタつきが気になったことはありませんか?
それは、脂っこい食事が影響して、皮脂が過剰に分泌されているからです!
皮脂は時間が経つと酸化し、角栓となり毛穴に詰まり、臭いも発します。
脂っこいものを控え、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
特に、皮脂を抑制するビタミンB群が含まれる野菜を多く摂るのがおすすめです。
食生活の栄養バランスが心配な人は、サプリメントを上手に活用するのも良いでしょう。
ストレスによるもの
関係がないように思えますが、ストレスも大きく影響します。
強いストレスは、自律神経を緊張させるためホルモンバランスの乱れに繋がります。
ホルモンバランスが乱れると、皮膚の新陳代謝が悪化し、皮脂の過剰分泌を引き起こします。
ストレスは溜め込まず、できるだけこまめに発散しましょう。
おすすめのストレス発散方法は、アロマと入浴です!
どちらも、ストレスによって緊張した自律神経をリラックスさせる効果があります。
特に入浴は、38~40度ほどのぬるま湯にゆっくりと浸かるだけなので毎日実践できます。
疲労回復効果もあり、睡眠の質を高める効果も期待できるので、ぜひお試しください。
睡眠不足によるもの
細胞の新陳代謝が活発に行われるのは、ほとんどが睡眠中です。
頭皮も例に漏れず、寝ている間に細胞の生まれ変わりやダメージの修復がされています。
そのため、睡眠が十分でないと頭皮環境が悪化し、皮脂が多く分泌されます。
また、睡眠不足は心身に大きなストレスを与えます。
ストレスの項目でもご紹介した通り、皮脂の過剰分泌を引き起こします。
忙しく、十分な睡眠時間が確保できない場合には、できるだけ睡眠の質を上げる工夫をしましょう。
寝る前にスマホやテレビなどの刺激を避け、リラックスした状態で入眠するのがおすすめです。
そのほかにも、温かい飲み物を飲んだりストレッチをして身体を温めるのも効果的です。
洗浄力の強いシャンプーによるもの
皮脂が多く、べたつきが気になると、シャンプーでスッキリ洗い流したくなりますよね。
しかし、洗浄力が強いシャンプーは逆効果!
かえって皮脂の過剰分泌を引き起こす原因となります。
皮脂は過剰に作られると、頭皮トラブルの原因となりますが、保湿の役割も果たすためある程度は必用です。
洗浄力の高いシャンプーで無理に流してしまうと、乾燥する原因となってしまいます。
通常、人の皮脂は36~40度ほどのお湯で溶けるとも言われていますので、強い洗浄成分は必用ないでしょう。
シャンプーは、頭皮にやさしい「アミノ酸系洗浄成分」を使用したものがおすすめです。
頭皮の角栓は取らないとどうなるの?
角栓ができてしまった場合、そのままにしておくとどうなるのでしょうか?
毛穴に汚れが詰まったままの状態で放置すれば、悪い影響があることは間違いないでしょう。
顔にできた角栓も、そのままにしておくと炎症を起こしニキビの元になります。
頭皮も同じで、炎症や湿疹などの症状や、もっと悪化すると抜け毛や薄毛になってしまう可能性もあります。
取りすぎはもちろん負担になるので、適度なお手入れで十分ですが、気づいたらできるだけ早くお手入れを開始しましょう。
頭皮の角栓の取り方はコレ!
角栓と聞くと、特別な取り方があるのか気になりますが、要は汚れの一種です。
取り方としては、正しいシャンプーを毎日行うことが一番効果的です。
毎日何気なくしている洗髪ですが、あらためて正しいお手入れの仕方をチェックしましょう!
まずはしっかり予洗い
シャンプーを付ける前に、まずはお湯でしっかりと予洗いをしましょう。
先述した通り、通常、人の皮脂は36~40度ほどのお湯で溶けてしまうもの。
シャワーの勢いもあるので、お湯でしっかりとすすいだだけでも、表面的な汚れを取り除くことができます。
また、お湯で温めることで毛穴も開き、シャンプーで汚れを落としやすくできます。
そして、この時に注意したいのがお湯の温度です。
熱すぎるお湯は、必要な皮脂も流し乾燥を招きます。
確かに熱いお湯のほうがスッキリと洗える気がしますが、頭皮環境が悪化しては意味がありません。
高すぎる温度設定には注意しましょう。
ゴシゴシはNG!優しくシャンプーする
お湯で予洗いをした後は、いよいよシャンプーです。
この時に、頭皮に直でシャンプーをつけないようにしましょう。
少し面倒かもしれませんが、手のひらや泡立てネットで簡単に泡立ててから、頭に乗せ洗っていきます。
髪の毛を洗うというよりは、頭皮をメインにしっかりと洗います。
ゴシゴシ洗うと気持ちいいのですが、強い力はNGです。
爪を立てないように、指の腹で毛穴の汚れを揉み出すイメージで洗います。
少し長めにすすぐ
シャンプーが終わったら、しっかりと泡と汚れをすすぎます。
この時に、シャンプー剤のすすぎ残しなどがあると頭皮トラブルの原因となります。
髪についた泡だけではなく、頭皮にも残らないように念入りにすすぎます。
また、特に泡が残りやすい生え際付近や、髪が長い方は襟足付近も注意して流しましょう。
この時も予洗いの時と同様、お湯の温度に注意してくださいね。
ドライヤーで髪を乾かす
髪の傷みが心配で、自然乾燥をさせている方もいますよね。
実は自然乾燥は、ドライヤーの熱ダメージの心配はありませんが、いくつかデメリットがあります。
髪が塗れた状態が続くと、頭皮には雑菌が繁殖しやすい状態になり、キューティクルも開いたままで余計に傷みやすくなるのです。
正しく使えば、頭皮を清潔に保ち、髪も傷めることもありません。
- 【正しいドライヤーの使い方】
- ①タオルドライでしっかり髪の水気を切る
- ②髪から15~20cm離し、根本から乾かす
- ③根元はしっかり乾かすが毛先は8割ぐらいでOK
NGな角栓の取り方とは
毎日おこなう正しいシャンプーで、角栓を取る方法をご紹介しました。
他にも、オイルを使った頭皮クレンジングなど取り方はありますが、ダメージを与えるNGな方法もあります。
一番危険な方法は、角栓を爪で無理やり取ることです。
爪で引っ掻くことで、ダメージを与えてしまう他、無理にとることで炎症を起こす可能性もあります。
何気なく頭を掻いた時に、爪に角栓がついてくると気になって頭を掻いてしまいますが、無理にとることはやめましょう。
頭皮の角栓はしっかり取り除きましょう!
頭皮の角栓ができる原因と、その取り方をご紹介しましたが、いかがでしたか?
角栓は、日ごろの生活習慣などが原因となり、誰でもなりうる身近なトラブルです。
しかし、放置することで頭皮環境を悪化させ、将来的に薄毛などを引き起こす原因にもなります。
気付かないうちに角栓ができていることもありますので、定期的に鏡で頭をチェックしてみたり、抜け毛を見てみてくださいね。
生活習慣を見直し根本的に予防しながら、毎日のシャンプーで改善していきましょう。
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